次回衆院総選挙から定数が微減しますよね。まぁ、総選挙の度に何度か定数の変動もあります。が、今回は割と如実に小選挙区割からの変動です。まぁ、その対象になったのは自民党があまり強く無い所で目的のある定数変動です。今回に限らず、一票の格差とか言うならなんで地方の削減から話が進むのか本当に意味が分かりませんね。都市部は比例票をちょっといじったくらいにして地方の定数を減らしに掛かってきます。こんなのはどう見ても愚の骨頂です。都市と地方の格差とか言う前に、大局的に見れば定数自体をどんどん減らしていくのは本当におかしい事です。やるべきは、定数を大幅に増やす事なんです。
例えば、今回の衆院選の選挙区に関して言えば、東京都近辺や愛知県等の小選挙区を増やせば済む話なんです。なのに、なんでわざわざ地方の選挙区を減らさなあかんのですか。この決定は全然理解出来ませんね。誰もこの件の説明をしません。参院選だってそうです。島根と鳥取、徳島と高知の合区って何ですか?日韓共催ワールドカップですか?それなら、最大が埼玉ですが埼玉の定数を増やせば良い話なんです。なのに増やす議論はほぼ全くしません。なぜか?世論が批判するからです。でも、世論は批判してはいけないんです。
で、国会議員定数でも地方議会の定数の話でも良いのですが、議会の定数は減らすんではなくて増やすのが筋です。こんな話をすればあんたの頭おかしいんじゃねぇの?と思われるかもしれませんが、それはメディアに騙されてるだけでしょうね。良いでしょうか。定数がどんどん減らされると言うことは、一般庶民が政治に参加する機会がどんどん無くなっていくと言う意味以外ありません。識者とか言われる人は、「誰がやったってそんなに変わらないのだから議会の定数をどんどん減らしていって議会のスリム化をしていった方が良い」とか言います。こんなのはおかしいのです。例えば、森首相が選ばれる時5人組と言われる政治家が密室で選んだと言われ批判が出ておりました。国会議員は750名弱いますが、その約750名中の5名で選んだから批判が出たんです。これって、批判されるだけまだ良いですよ。もし、国会議員定数が5名でその5名で選ばれたら何の批判も出てきませんよね。こう言うことなんです。つまり、定数をどんどん減らしていっていくと言う事は独裁化への道を進んでいるだけなんです。しかも、2世3世議員ばっかりになって本当の意味での民主主義になります。民主主義とは書いて字のごとくですね。「民」が選ばされた「主」のための主義です。つまりは、「民」が「主役」になんかにはなれません。議員定数削減となれば、一般庶民が手を挙げることすら困難になるんです。だって、議員の椅子は少ないでしょ?少ないともなればやる気は失せてきます。挙げる事はいい事なのに庶民は変な目で見てきますしね。
国会議員の歳費は高いし、議員が多いからってムカついてる国民もたくさんいると思います。だから、議員はもっと減らせと言ってるんだと思いますね。まぁ、近未来の政治はAIがやるから政治家はどんどんいらなくなると言う論理も有りっちゃ有りです。そん時にはもう政界と言うのは過去のものになるんでしょうね。しかし、現時点で見れば国民の代表者なんだから幅広い人間が政界にいる方が良いに決まってるんです。杉村太蔵や上西小百合のような破天荒な人がいるおかげで知りえなかった事を知る事も出来ます。政界でも不倫が超絶ホットですが、不倫なんて国民でもやってる訳です。その代表者なんだから仕方ありません。逆に面白いアイディアや行動力ってのは幅広い人間の中から出てくる訳で少人数で言いはずがありません。変な人にこそ前進させる力を持っていたりします。
だから国会議員で言えば、定数も2~3倍に増やしてその分歳費も合わせて1/2~1/3に減らせばいいんです。そうすれば、豊田真由子の秘書採用難だって解決されますし、秘書を雇う必要性も無くなります。秘書がブラックという事もなくなります。選挙区や仕事量も細分化されるので秘書業も細分化されるのも当然です。仮に雇いたいなら1名で良いですよね。まぁ、多くて3人とかですかね。かの弁護士のようにブレーンとして存在してるかもしれません。と言う訳で国会議員定数削減をやればやるほど一般庶民の政治参加が遠のいていきます。「国会議員定数を増やす」と言う政党は出てこないんでしょうか。
以上
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